No.18 玉川上水コース

 
 

第一回(2001.11.04) 晴れ

 友人が出演するクラシックコンサートが荻窪で開かれるというので、聴きに行くことにしたこの日。
天気もよく体調もよかったので、一ヶ月ぶりにコースに挑戦することにした。
(なんと風邪で体調をくずし、一ヶ月もコースに出なかったのだ!)
荻窪から一番近いのはこの玉川上水コースである。
 計画の1.にあるように、三鷹駅北側の部分を行くことにした。
ここは玉川上水コースの端点にあたる。すなわち、千川・石神井コースと狭山・境コースとの接続点だ。
多分、総合案内板も設置されているだろう。

 荻窪でのコンサートは、14:00開始。三鷹駅に到着したのは、ちょうど12:00だった。
駅を出ると玉川上水はすぐに見つかった。三鷹駅周辺には案内板は見当たらなかった。
玉川上水右岸をを上流に向かって進んだ。上流に体を向けて、川の右側を【右岸】と表現するのは、正しいのだろうか?
玉川上水沿道の木々は、そろそろ紅葉が始まっていた。

 さて、気持ちよくコースを歩いているとすぐに【けやき橋】およびけやき橋交差点に差し掛かった。
ここで僕はあることに気がついて、愕然とした。

  【けやき、ってどんな木だ???】

沿道には、何種類かの木や草が生えているが、僕はそれらの名前をひとつも言えなかった。
38年間、何して生きてきたんだろう?
これじゃ、【武蔵野の路】どころか【武蔵野の無知】だ!
次回からは、沿道の植物についても予習したり現地で確認したりしてみよう。

 けやき橋、大橋と進み、右手側は東京都水道局境浄水場。もっと進むと、桜橋、うど橋。
 ところで、東京と神奈川の境を流れるのは多摩川。このコースは、玉川。発音は同じでも表記は異なる。
実は、多摩川の流域にも、玉川田園調布、二子玉川など、多摩川と玉川が混在していて以前からなんとなく疑問を感じていた。
今回玉川上水沿道うど橋の付近で、玉川上水の歴史を知ることができた。
玉川上水は、1653年着工、1654年6月に完成した江戸町奉行所の事業だとのこと。
工事にあたったのが、玉川庄右衛門・清右衛門の兄弟だったそうで、【玉川上水】の名はそこから付いたのだろうか?

【ご苦労であった。二人の労をねぎらい、この上水に玉川の名をつけて、後世に名を残すことを許す】
【ははー、ありがたき幸せ】

という会話があったかどうかは知らないが、地名の由来などは、今後も折に触れて調べてみたいと思う。

 さてコースをさらに進むと境橋交差点。ここを右折して五日市街道を進む。
この五日市街道は、片側2車線の道路で、中央は千川上水が流れている。
この千川上水は玉川上水から取水した上水であり、そのまま千川・石神井コースになっている。
そして、玉川上水コース、狭山・境コース、千川・石神井コースの接続点に到着した。
そこは、【多摩湖自転車道】の端点であり、よく整備されていた。
総合案内板は、【狭山・境コース】となっていた。ちょっと古い案内板である。

 この日のコース挑戦はここで終わり。コースアウトして井の頭通り→武蔵境通り→武蔵境駅と進み、中央線で荻窪に向かった。
荻窪で、冒頭に紹介した友人が出演するクラシックコンサートを聴いて帰宅。

この日は、全長13.2kmのうち3km程度を歩いたことになる。
 
 

第二回(未定)
 
 
 

-> 狭山・境コースに接続
-> 野川コースに接続
-> 千川・石神井コースに接続
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