No.1 六郷コース


第一回(2001.9.13) くもり時々雨
 この日は、しっかりバンドエイドを持ち、コースに臨んだ。
六郷コースは丸子橋から始まるが、しょっちゅう歩いている界隈なので、自宅に近い場所からコースに入った。(10:40)丸子橋から200mくらいの地点だろうか? 右手に多摩川とその川原、左手に大田区の町並みを見ながら南に進んだ。台風15号による多摩川の増水で、かわらには、ゴミが散乱していた。
丸子橋の次はガス橋。スタートから、約2kmの地点である。実はここまでは、昔の通勤経路でもあるので、スイスイ歩けた。
問題は、その先だ。
多分、歩いたことがない場所だ。ガス橋のキャノン本社をあとにして、三井精機工業、多摩川清掃工場、多摩川小学校、円応寺、東八幡神社を過ぎて、多摩川大橋に到着。(11:30) ここまでで、4kmの行程であった。
右足にマメができかかっていたので、この日はここでリタイヤ。最寄駅の武蔵新田から多摩川線に乗って帰宅した。
そうなると、11.1km−4kmで、残り7.1kmかぁ。これは一日がかりかな?
多摩川大橋からスタートして、新六郷橋のあたりで昼飯休憩。そのあと羽田弁天橋まであるく、というスケジュールになりそうだ。

 
第二回(2001.09.25)  晴れ
 この日は、病院でリハビリがあるので、帰り道で六郷コースに向かった。
この日のリハビリでは、「歩くのが早すぎる」と指摘されていたので、ゆっくり歩くことを心がけた。病院を出て、大田区産業道路を南下。環八にぶつかったところで左折。環八を羽田空港のほうに歩いた。首都高速羽田ランプの下を通り、飛行機が見えてくるころには、穴守橋に差し掛かった。海老取川にかかる橋である。ここから、河口に向かって稲荷橋、天空橋、弁天橋と続く。 
この弁天橋こそが、六郷コースのスタート地点なのだ!
さて、穴守橋付近では、ちょうど東京モノレールが地中に潜るので、モノレールの通過を待った。また、その位置から飛行機もよく見えた。天空橋のそばに、東京モノレール天空橋駅・京浜急行空港線天空橋駅・京浜急行バス「空31系統」がある。そして、真っ赤な「大鳥居」を眺めて、ようやく弁天橋に到着。 
もうすっかり見慣れた「武蔵野の路の案内板」をしっかりチェックしてコースを進みだした。 
弁天橋から50mほど下流に「五十間鼻」と呼ばれる埠頭がある。ここが海老取川と多摩川の合流地点だ。 
だが、この日は、病院から歩いて、すでに1時間が経過しており疲れていた。
そこから引き返して天空橋駅から電車で帰ろうか、コースを進もうか悩んだ挙句、コースを進んで見ることにした。だが、1km行かないあたり、ちょうど大師橋・羽田の渡し跡(石碑)の付近で力尽きた・・・ 
うーむ、きょうはここでリタイヤか。コースを外れて、大鳥居駅から電車で帰ることにした。んで、その前に羽田の渡し跡の石碑くらいは確認しておこうぜ、と思いガイドブックを頼りに探したが、見つからない・・・。 
たまたま近くにいたおじいちゃんに尋ねたが知らないとの返事。
さらに、「こーいうのは、年寄りに聞いたほうがいいなぁ」だって。だから、あなたに聞いたんじゃないか(爆)羽田の渡しの案内板はある。その案内板を眺めながら「どこにあるんだろう?」と考えた。? まてよ、あの案内板、石でできてるんじゃないか? 案内板の裏に回ってみると、毛筆体で、デカデカと「羽田の渡し跡」と彫られていた(苦笑) ※ これを見つけるのに30分かかるなんて・・・・ 
大鳥居橋から大鳥居駅に向かって帰り道を歩く。羽田神社・自性院のそばのファミレスで、昼食。そして萩中公園に行き、そこで、ガイドブックに掲載されているSLを見て大鳥居駅から帰った。(京急蒲田まで¥130)

 
第三回(2001.09.26)  晴れ
 さてさて、きょうは、ST(言語療法)で病院に行きその帰りにコースに入った。昨日のリタイヤ地点大師橋までは、病院から大田区産業道路一本である。
距離は約3km。六郷コースの未踏破距離は、推定6km。今日のウォーキングは、ちょっとキツイな・・・ま、昼飯休憩を入れて、なんとかイケるだろうと、そういう部分は、楽観的に考える p(^0^)q 疲れたら休めばいいし、途中にリタイヤポイントは、いくつもある。270kmはまだまだ遠いが人生も長いのだ。 
 さて、昨日の大師橋まで、なんなく到着。コースに復帰してすぐに気が付いたのが【大田区自然観察路:川と干潟のみち】だった。ご存知のとおりこの六郷コースは、多摩川に沿ったコースである。【大田区自然観察路:川と干潟のみち】は、六郷橋〜大師橋の多摩川川原3.6kmのコースである。 
途中干潟の観察や野鳥の観察など5つのポイントがあってぶらり旅には良い。 
この日、時間も十分にあったので、かわらに下りてみたいと思ったのだが、土手から降りることができなかった。土手から降りる階段に手すりがなく傾斜の緩やかな道も近くになかったのである。斜面に尻をついて滑り降りるにも斜面が急すぎる。杖に頼るしかなかったが持っていないのである。(ToT) 
気を取り直して、コースを進むとじきに六郷水門に到着。ガイドブックのとおりで、結構、大きくて古めかしい水門だった。
ここが、リタイヤ可能ポイント。京浜急行雑色駅が比較的近い。
ちなみに、この雑色、初めての人はザッショクなどと読むから、地元の人間としては、いつも笑いの種であるp(^0^)q 確かに人間は雑食だけど・・・ 
次のチェックポイントは、六郷橋。そこまでの道のりも比較的楽だった。 
だが、ここで惜しいことをした。六郷の渡しの跡を確認してこなかった! 
そのかわり面白いものを発見した。六郷橋のそばの土手の上にレストランがある。 
看板を見ると、名前は「たまりば」その下に多摩RIVERと書いてある。 
ここは多摩川 ―――> 多摩RIVER ―――> たまりば ―――> 溜り場。ということで、みんなが集まるレストランということらしい。ちょうど昼だったので、たくさんの人が入っていった。僕はそこでトイレを借りて、店の前の土手で、おにぎりを食べた (^^; 
さて、最後は多摩川大橋(第一回目の終了地点)までリタイヤポイントはない。 
足にマメが出来かかっていたが、日暮れまでには十分時間があるし、2km程度なので進むことにした。本音を言うと六郷コースが4回に及んでしまうと、先が思いやられるから、なんとしても3回で完歩したかったんだよねぇ。 
六郷橋〜多摩川大橋は、陸側に向かって、コースが湾曲している。歩き始めてすぐに、遠くにゴールの多摩川大橋が見えた。PT(理学療法)にて、歩くのが早いと言われていたので、時折散歩している人に抜かされながらも、黙々と歩いた。ゴールが見えていると却って遠くに感じるものだ。多摩川大橋に到着したときは、正直言って疲れていた。ここで、武蔵野の路:案内板を見つけて、最寄駅:東急多摩川線矢口渡駅から帰宅した(¥150) 

・・ということで、難航した六郷コース無事踏破!!


 
−> 大田区の整備計画(平成15年度 土木工事 年間予定表)

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