恐怖の出会い系サイト
2011年8月19日金曜日の朝、見知らぬメールが携帯に3通届きました。

送信元アドレスは、3通とも同じですが、内容は違いました。

タイトルは、それぞれ「会いたい」「会いたいです」「はじめまして」。

中を読んでみると、本文には、それぞれ、

・A子さん
 「会いたい」
 「本文を読むには、ココをクリック」

・B子さん
 「会いたいです」
 「本文を読むには、ココをクリック」

・C子さん
 「はじめまして」
 「本文を読むには、ココをクリック」

と書かれてありました。

3通とも、同じように書いてありました。

クリックしてみると、どこかのサイトに接続して、

そこに書かれていたのは、

A子さんもB子さんもC子さんも、僕の本名をひらがなで書いて、

「すぐに会って、○○○さんとエッチがしたいです。
 ○○○さんは、どちらに住んでらっしゃいますか?」

というようなことが書かれていました。

文面は3人とも異なりましたが、まぁ似たようなものです。

3人の写真も見ることが出来ました。

3人ともどこかのモデルかと思うほど可愛いです。

これは一体なんだろう?

そのページの一番下に、「トップページ」というリンクがあったので、

クリックしてみると、そこは僕のページで、僕の名前がひらがなで本名表示されており、

東京都在住、48歳とも表示されていました。

顔写真と自己紹介の欄は空白でした。

なぜ、ひらがなとは言え、本名が知れているのだろう?

さては誰かがいたづらして、僕のアドレスを勝手に登録したんだな!

それにしても、いたづらで登録できるのは仮登録までで、

本登録は、本人にメールが来て、本人でないと出来ないのが普通。

なのに、このサイトは、いたづらで本登録までされてしまいました。

いわゆる「出会い系サイト」です。

すぐに退会しようと思ったのですが、ちょっと興味があって、そのままにしました。

自己紹介を記入しました。

自己紹介には、

「東京都大田区に住んでいる障害者です。
 歩行器というベビーカーのようなものに掴まって歩いています。
 収入が無いのでラブホテルのお金が払えません。
 お小遣いもあげられません。
 それでも良かったらメールくださいね」

と、書きました。

さて話は、さっきの3人に戻ります。

A子さん・B子さん・C子さんの3人には、お返事を書きました。

自己紹介と同じ文面です。

「東京都大田区に住んでいる障害者です。
 歩行器というベビーカーのようなものに掴まって歩いています。
 収入が無いのでラブホテルのお金が払えません。
 お小遣いもあげられません。
 それでも良かったらメールくださいね」

すると、3人から返信があり、

A子さん:「それでも良いですよ。会ってえっちがしたいです」
B子さん:「遠いので会えません。この話は無かったことにしてください」
C子さん:「他のイケメンのお兄さんと会うことになりました。バイバイ」

A子さんだけ、「障害者でも良いですよ」という反応でした。

そのとき、頭の中にあることが思い浮かびました。

それはある映画です。

     主人公の男性が落ち込んでしまって、ディスコで酒を飲んで踊っていると

     目の前に、女の子が踊っていて、こちらに笑顔を向けている。

     とんとん拍子に話が進み、場面はラブホテル。

     女の子は、自分で裸になってベッドに寝っ転がり、

     「おこづかいちょうだい」

     と手を出す。

     主人公が「金が無い」というと、女の子は突然「キャーッ」と叫ぶ。

     すると怖いお兄さんが入ってきて「どうした?」と聞く。

     女の子は「この人がお小遣いくれないの!」という。

     怖いお兄さんは「なめとんのか、こらあ!!」と言って

     主人公をボコボコに殴る。

と、こんなことが思い浮かびました。

A子さんの誘いに乗ってしまったら、きっと怖いお兄さんが出てくるのだろう。

と思いましたが、A子さんのメールにはお返事を書きました。

そして、なんと! とんとん拍子に会う約束が決まりました。

そしてメールアドレスを聞こうと思ってメール返信をクリックしたら、

「ポイントが足りません。ポイントを購入してください」

と表示されました。

なぁるほど。

こうやって、その気にさせておいて、ポイントを購入させて、それで儲けているのだな。

ポイントを買うのもA子さんをからかうのもやめて、その出会い系サイトを退会しました。

当然、その出会い系サイト経由でA子さんからのメールは来なくなりました。

ところが翌日、違う出会い系サイトから何通かのメールが来ました。

最初の出会い系サイトと同じように送信元アドレスは、皆同じ。

どのメールも「会いたい」と書かれていて、「本文を読むには、ココをクリック」となっていました。

クリックしてみると、業者名は異なるものの、退会したばかりの出会い系サイトとそっくりな画面。

いや、業者名の表示だけ変えて、あとは同じと言っても良いくらいです。

はは〜ん。

これはきっと、最初の出会い系サイトの業者から新たな出会い系サイトの業者に個人情報が

横流しされたのだろう。

いや、もしかすると、どちらの出会い系サイトも業者は同じで、2つの名称で運営しているのかも知れない。

今度は、会員の女の子をからかうことはせずに、即時退会。

すると、その出会い系サイトからのメールは来なくなりました。

しかし翌日、またまた異なる出会い系サイトから何通かのメールが来たのです。

最初の出会い系サイト・2番目の出会い系サイトと同じように送信元アドレスは、皆同じ。

どのメールも「会いたい」と書かれていて、「本文を読むには、ココをクリック」となっていました。

クリックしてみると、業者名は異なるものの、またもや退会したばかりの出会い系サイトとそっくりな画面。

もちろん、即時退会。

このようにして、退会しても個人情報が新たな出会い系サイトに流れる、ということを繰り返しました。

5つ目の出会い系サイトで、ようやく止まりました。

身に覚えの無い「出会い系サイト」。

きっと誰かがいたづらで登録したのでしょう。






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