アダルトチルドレン
2011年10月16日の「サザエさん」は、日帰り旅行のお話でした。

サザエさん・マスオさん・カツオくん・ワカメちゃん・タラちゃんの5人で

熱海へ日帰り旅行をするというお話でした。

家で留守番している、波平さんが

「(サザエも)たまには息抜きもよかろう」

と、言ったのでちょっと引っかかりました。

サザエさんの家庭は、笑いの絶えない家庭・心安らぐ家庭です。

時々、波平さんがサザエさんやカツオくんを怒鳴りつけたり、

いたずらをするカツオくんをサザエさんが追い掛け回したりするものの

サザエさんの家庭は、笑いの絶えない家庭・心安らぐ家庭です。

サザエさんは「息抜き」が必要なのかな? と感じました。




僕が育った家庭は、家族の団欒などなく、両親が絶え間ない夫婦喧嘩。

見ていて気が休まりません。

夫婦喧嘩をしても、ちゃんと仲直りをしてくれれば、

こちらも落ち着きます。

けれども両親は、仲直りをせず、毎日のように怒鳴りあい。

僕と妹は、安らぐヒマがありませんでした。

以前も書きましたが、僕が酷い喘息の発作を起こしても

病院には連れて行ってもらえず、嫌気がさしたのか父はたびたび外泊。

母は、そんな父を責める。

しまいには、父が居ないときに、僕に父の悪口を言うようになりました。

そのような「機能不全家庭(きのうふぜんかてい)」に育った僕は、

精神科の医師に

「あなたはアダルトチルドレンです」

と、言われました。





「サザエさんになぜ息抜きが必要か?」

それが主婦の仕事としての「息抜き」であることくらいわかっているのですが、

敢えて

・「笑いの絶えない・心安らぐサザエさんの家庭」
・「団欒の無い、両親の喧嘩が耐えない、息詰まる家庭」

との対比をしてみたわけです。

「機能不全家庭(きのうふぜんかてい)」「アダルトチルドレン」については

下記のサイトをご覧くださいね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3

http://na2015.net/adultchildren/

「アダルトチルドレン」という言葉や概念は比較的新しく、

1970年代にアメリカで生まれたもののようです。

日本には、1993年に知られたようです。

・夫婦喧嘩の耐えない両親
・アルコール依存症の親
・虐待

など、「機能不全家庭(=安全で安心できる場として機能しない家族)」に育った子どもが大人になって

「いつも問題を抱えていて生づらい」
「どうしても人間関係がうまくいかない」
「人を心から愛せない・信じられない」
「家族や子供が問題を起こしている」
「自分が子供を虐待してしまった」

と感じることで「アダルトチルドレン」と判断されます。

欠点としては、

・仕事依存、依存的な人と結婚、人を支配し操作、完全主義
・アルコール等依存傾向、問題児、年少妊娠や犯罪の傾向
・ひょうきん、ストレス処理が下手、いつもヒステリー寸前
・優柔不断、孤独、「NO」と言えない、行き当たりばったり
・心の傷、不適応感、罪悪感、過剰な自尊心
・見捨てられ感、怒り、拒絶、低い自己評価
・恐れ、孤独、無力感
・見捨てられ、あきらめ、挫折感

などが挙げられます。

しかし欠点ばかりではなく、長所もあります。

・自身の失敗を許容、自己に厳しく他者に寛大、管理職の適性
・現実の直視、立ち直る勇気、人を助ける力
・人あたりがいい、良き友人となる、頭の回転が速い、ユーモアのセンスがある、有能
・自立している、才能豊かで創造的、はっきりしていて決断力に富む

などです。

「アダルトチルドレン」の人々の中には、

精神科で「うつ病」や「人格障害」と診断される人も居るようです。

具体的な問題としては、

・ものごとを最期までやり遂げることが難しい
・自分に自信がない。自分はダメだと思う
・自分に対して過酷な批判をする
・他人と親密な関係を持つのが難しい
・白黒がはっきりしすぎて、ほどほどにすることができない
・必要以上に相手に忠実である
・何が正常で、何が異常なのか分からない
・他人からの助けを得るのが下手である、
・自分は他人と違っていて、居場所が無く、孤独に感じる
・他人から認められたいという気持ちが強い
・何かあると反射的に反応する、又は何の反応もしない
・自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
・常に怒りが爆発したり、イライラしている
・理由もないのに、体の調子が悪い
・摂食障害になっている
・うつ状態になりやすい
・アルコールや、処方薬などに依存している
・よく不安感を感じている
・自分の感情が鈍磨していたり、体からでるメッセージに気がつかない
・対人恐怖があったり、引きこもりをしている

上記のうち「いくつかは当てはまる」と言う人も案外多いのではないでしょうか?




さて「アダルトチルドレン」から脱却するには、「心の癒し」が必要です。

具体的には、「8ステップ」と呼ばれる大掛かりな作業を行う必要があります。

1.安全性の確保
2.問題の認識
3.トラウマ(心の傷)の表現
4.トラウマの再現
5.トラウマのやりなおし
6.アファメーション
7.行動と思考の健全化
8.人間関係の健全化

僕は、完全に取り組んでいるとは言えないですが、

現在は、3ステップ目の

3.トラウマ(心の傷)の表現

に追われています。

まだまだ、この作業が続きます。

行き詰って、1ステップからやり直し、という場合もあるかも知れません。

「アダルトチルドレン」の克服には時間がかかるのです。






JOPLIN
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