Always 3丁目の夕日’64
監督山崎貴
制作年2012
制作国日本
出演俳優

堤真一鈴木則文

薬師丸ひろ子鈴木トモエ

小清水一揮鈴木一平

堀北真希星野六子(ほしのむつこ)

小雪ヒロミ

吉岡秀隆茶川竜之介(ちゃがわりゅうのすけ)

須賀健太古行淳之介(ふるゆきじゅんのすけ)

もたいまさこ大田キン

三浦友和宅間史郎先生

温水洋一自転車屋・吉田

ピエール瀧コカコーラ屋

森山未來菊池孝太郎

大森南朋富岡

米倉斉加年茶川林太郎

高畑淳子奈津子

感想(2013.02.15:Fri) やはり、竜之介を演じる吉岡秀隆、淳之介君を演じる須賀健太君、2人が素晴らしいです。
淳之介君を追い出したあとに、竜之介がつぶやく。
【あいつは、この家の大事な長男だ】
これは感動的なセリフでしたね。
去年観た時は聴き漏らしてました。
そして淳之介君が万年筆を忘れたことに気が付いて、外に飛び出す竜之介。
淳之介君に万年筆を渡す時に、
【お前は、これから小説を書いていくんだろ? だったら、これは道標だ】
これも感動的なセリフでした。
感想(2012.02.02:Thu) 昭和39年の下町を舞台とした映画。
「Always 3丁目の夕日」、「Always 続:3丁目の夕日」に続く3作目。
冒頭にラジオが映るのは、1作目・2作目を継承していて期待通りでした(笑)
本作ではヒロミが妊婦さん姿で登場します。
竜之介との間に出来た子どもです。
町内の人と茶川家が鈴木家に集まって、東京オリンピックの女子バレー、日本VSソビエトを応援しているさなか、
ヒロミは陣痛を起こし、めでたく女の子を出産しました。
ラストシーン、夕日を眺めるのは、竜之介・ヒロミ・赤ちゃんの3人。


六子には、想いを寄せる人が現れました。
やけどの治療をしてもらった凡天堂病院の外科医の菊池孝太郎(森山未來)です。
ところが、タバコ屋の大田キンが、菊池孝太郎の良くない噂を聞き付けてきました。
噂を聞いた鈴木則文は、菊池孝太郎を殴り飛ばしますが、
そこに佐久間先生が現れて、真実を話します。
納得の行った鈴木則文は、六子を嫁に出すことを決意。
六子と菊池孝太郎が、当時開通したばかりの新幹線に乗って新婚旅行に旅立つシーンは印象的でした。
結婚式のシーンでは、2作目から登場の武雄(浅利陽介)が再び登場し、残念そうな表情をしていました。


さて、本作の見所は、竜之介の父親と竜之介・竜之介と淳之介君、という2つの父子が対比されて描かれていることだと思います。
父危篤の知らせで実家に帰る竜之介。
しかし、竜之介の父:林太郎は、病状が持ち直して竜之介と喧嘩になってしまいます。
実家を去る竜之介。
しかし、今度は父の死の知らせで、ヒロミと2人で再び実家に帰ります。
その時、叔母の奈津子から真実を聞かされます。
竜之介が家を勘当されたのは、父:林太郎の愛情。
「背水の陣で臨め」というメッセージだったのです。
実家の竜之介の部屋は、昔のまま。
そこで竜之介は、父が自分の小説を欠かさず読んでいてくれたことを知り、涙を流します。


さて、淳之介君は、竜之介にナイショで小説を書いていました。
そして雑誌の連載が開始され、人気も出て、竜之介の連載が打ち切られるという事態にまでなります。
淳之介君の小説への想いがどれほど固いものなのか竜之介は淳之介君を問い詰めます。
長い沈黙の後、「小説を書きたいんです!!」と叫ぶ淳之介君。
怒った竜之介は「お前のような恩知らずは出て行け!!」と、淳之介君を追い出します。
しかし、淳之介君にクリスマスにプレゼントした万年筆(1作目のエピソード)を持たせるのを忘れたことに気づき、
淳之介君のあとを追います。
このシーン、1作目を思い起こさせる素晴らしいシーンです。
淳之介君も万年筆を忘れたことに気づき、引き返してきます。
1作目と同じ場所で、対面する竜之介と淳之介君。
万年筆を渡して、淳之介君を突き放す竜之介。
あぁ、2人は永遠の別れなのか? と感じさせるシーンでした。


そしてラストシーン。
1作目では、鈴木家の3人で夕日を眺め、
2作目では、竜之介・ヒロミ・淳之介君の3人で夕日を眺めました。
そして本作では、竜之介とヒロミと生まれたばかりの赤ちゃんの3人で夕日を眺めます。

いや〜、イイ映画でした。   

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